県13位。その先にあるもの。

こんにちは。
FC五十公野U12です。
デポカップ県大会が終わりました。
結果は県13位でした。
まずは、自分たちの力で県大会出場権を勝ち取り、県大会を戦い抜いた選手たちを誇りに思います。
大会結果はこちらからご覧いただけます。
【大会結果】 (PDF添付)
【大会結果URL】 https://matchday-live.com/race/2EvO0J9R
ただ、今回書きたいのは順位の話でも試合結果でもありません。
県13位という結果の先で、選手たちが何を経験したのか。
そして、私自身が改めて考えさせられたことについて書きたいと思います。
私たちはこの大会を目標のひとつとして積み上げてきました。
うまくいったこともありました。
うまくいかなかったこともありました。
仲間と喜び合った日もあれば、悔しい思いをした日もありました。
それでも少しずつ前へ進み、自分たちの力で県大会の切符を勝ち取りました。
だからこそ、県大会という舞台で自分たちのサッカーを表現したかった。
積み上げてきたものを証明したかった。
そんな思いがありました。
でも、サッカーは思い通りになりません。
ゴールが遠かった。
追いつきたかった。
追い越したかった。
焦りもあったと思います。
苦しさもあったと思います。
私自身もそうでした。
もっとできたのではないか。
もっとやれたのではないか。
そんな思いもあります。
しかし、今振り返ると、選手たちが出会ったのは敗北ではなく現実だったのだと思います。
努力したから勝てるわけではない。
良い準備をしたから結果が出るわけでもない。
本気で取り組んだから夢が叶うとも限らない。
そんなことは、サッカーでは珍しくありません。
むしろ、その方が多いのかもしれません。
「努力は報われる」という言葉があります。
もちろん努力は大切です。
努力しなければ見えない景色があります。
ただ、私は努力が必ず報われるとは思っていません。
努力しても届かないことはあります。
本気で取り組んでも負けることはあります。
サッカーも人生も同じです。
2年前に書いたブログを読み返しました。
【自分に勝つという断固たる決意】
https://fcijimino.online/20240720_u10/
【成長にとらわれろ】
https://fcijimino.online/20240414_u10/
当時4年生だった彼等に向けて、漫画「スラムダンク」の安西先生と元サッカー日本代表の本田圭佑さんの御言葉を紹介していました。
当時も共感した言葉でしたが、今回の県大会を終えて改めてその意味を考えさせられました。
目標には届きませんでした。
悔しさも残りました。
それでも、この経験を通して選手たちは確実に成長しました。
苦しい時間を経験しました。
思い通りにならない現実とも向き合いました。
それでも最後まで戦いました。
それは順位表には残らない成長です。
だからこそ大切なのは、
努力が報われた時ではなく、
報われなかった時にどう振る舞うか。
思い通りにならなかった時にどう向き合うか。
そこに人としての成長があるのだと思います。
負けたから何なのでしょう。
目標に届かなかったから何なのでしょう。
そこで仲間を責めるのでしょうか。
自分を、そして仲間を否定するのでしょうか。
積み上げてきたものまで無かったことにするのでしょうか。
私は違うと思います。
悔しいなら悔しがればいい。
苦しいなら苦しめばいい。
涙が出るなら泣けばいい。
でも、その先でまた立ち上がってほしい。
なにくそ。
次こそは。
その一言が出てくるのなら大丈夫です。
私は子どもたちに勝ってほしいと願っています。
でも、それは試合の勝敗だけを意味しているわけではありません。
相手に勝つことよりも先に、自分に勝ってほしいと願っています。
苦しい時に逃げたくなる自分。
うまくいかずに諦めたくなる自分。
思い通りにならない現実に下を向きたくなる自分。
そんな自分と向き合い、一歩を踏み出せる人になってほしいと願っています。
だから私が本当に願っているのは、
思い通りにならなくても挑戦をやめない人になって欲しいということです。
人生には思い通りにならないことがたっくさんあります。
努力しても届かないことがあります。
理不尽だと思うこともあります。
それでも前を向いて前に歩み続ける力。
それは、誰かに教わるだけでは身につきません。
自分自身で経験し、乗り越えることでしか得られないものだと思うのです。
だからこそサッカーなのだと思います。
だからこそスポーツなのだと思います。
試合に勝つため、単純に結果だけを求めるなら、もっと効率の良い方法はいくらでもあります。
それでも私たちがサッカーを続けるのは、勝ち敗けの向こう側にある大切なものを学べるからです。
今回の大会では、県大会レベルでも十分に戦えることを確認できました。
特に印象的だったのは、普段はベンチスタートが多い選手たちが全く臆することなくピッチで戦い、自分たちが積み上げてきた五十公野のサッカーを堂々と表現してくれたことです。
誰か一人がチームを引っ張ったのではありません。
誰か一人がチームを救ったのでもありません。
ピッチに立った選手一人ひとりが、それぞれの役割を果たしながら五十公野のサッカーを表現してくれました。
その姿は、この数年間積み上げてきたものが間違っていなかったことを示してくれたように感じました。
一方で、勝ち切るために足りないものも見えました。
だから県13位はゴールではありません。
成功でも失敗でもありません。
自分たちの現在地です。
以前紹介した本田圭佑選手の言葉を借りるなら、
「成功にとらわれるな。成長にとらわれろ。」
今回の県大会は、その言葉の意味を改めて教えてくれた2日間だったように思います。
県大会で戦えることは分かりました。
次は県大会で勝ち切れるチームへ。
もっと強く。
もっと逞しく。
もっと仲間を信じられるチームへ。
子どもたちの未来は、県13位で決まるわけではありません。
県大会で勝ったか負けたかで決まるわけでもありません。
思い通りにならなかった時にどう立ち上がるか。
その積み重ねが、人をつくっていくのだと思います。
負けたからなんだ。
目標に届かなかったからなんだ。
また立ち上がればいい。
また積み上げればいい。
また挑戦すればいい。
そのために今日のトレーニングが、次のチーム活動があるよ。
そのために仲間がいるよ。
そして、そのためにサッカーがあるよ。
県大会に連れてきてくれてありがとう。
またがんばろう。
いつもここから。
FC五十公野 VAMOS





