はじめての遠征合宿 ~津南2024夏~
こんにちは。
FC五十公野U-10です。
こどもたちの夏休みも終盤ですね。
みんな!
宿題は、終わっているかな!!
うんうん。
なるほどなるほど。
愚問でしたね。
夏休みにやるべきことはキチンと早めに終わらせて、新学期に向けていい準備をしていきましょうね!
チームは、8/17㈯〜8/18㈰の2日間、津南町で開催された「第28回 津南サマーサッカー小学生大会」へ参加させて頂きました。
主催くださいましたFC.Artista様、後援くださいましたニュー・グリンピア津南様、この度は誠にありがとうございました。
素晴らしい環境でサッカーができる事、集団として生活面の向上へ取り組めること、仲間との絆を深める事など、選手自身はもちろんのことチームとしてもとても貴重な経験となりました。
また、対戦くださったチーム関係者様、引率のサポートや現地へ応援に駆けつけてくださった保護者の皆様、ありがとうございました。
頂いたこのご縁を大切に、今後のマッチメイク等の引き続きの交流をくださいますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
この大会はニュー・グリーンピア津南の多目的運動広場を会場として高学年の部(U-12)、低学年の部(U-10)の2つのカテゴリにおいて、県内外から各16チームが集まり、初日予選リーグ、2日目に予選結果に基づいたトーナメントを戦います。
FC五十公野は両カテゴリ各2チームで出場し、6年生+5年生選抜で20名、4年生+2,3年生選抜で20名、計40名での大所帯での遠征合宿となりました。
U-10は殆どの選手が親元を離れて初めての遠征、初めての泊りがけ合宿経験でしたが、予想に反して大きな問題やトラブルもなく、サッカー以外での生活面の成長が著しいことを実感することができ嬉しい驚きでした。
家庭での生活、学校での生活がしっかりできている基盤の上にサッカーがあること、それをしっかりできないのであればサッカーの活動には来なくていいよ、と選手にはいつも伝えています。
サッカーは素晴らしいものですが、決してサッカーが全てではありません。
そしてサッカー以外での生活面が、そのままサッカーのプレーや成長に現れるからです。
それを踏まえてもう一度。
みんな!!
宿題は、終わっているかな!!!
…うん。
終わらせようね…。
ということで本題の遠征合宿についてですが、
早朝5時に集合出発しマイクロバスで一路津南へ。
初めての遠征。
当然車内はハイテンションのお祭り騒ぎでしたが、途中休憩も挟み、仮眠も入れて、9時キックオフの第1試合へ向けて心と身体の準備を進めながらの移動となりました。
会場は広々とした天然芝の多目的運動広場で4面コート。
心配された台風の影響も初日の朝だけ雨が落ちましたがいい湿り気をピッチに与えてくれました。
時折、単独行動中のヤギ(メェメェ鳴くあのヤギです!ノーリード!)がピッチに乱入(ゆったりとしたお散歩です)したりと長閑な環境でしたが、ピッチは激しくも熱い戦いが各コートで繰り広げられました。
試合はマルソーカップメンバーを主としたチームaと公式戦出場経験がまだ少ないメンバーと下学年を含めたチームbの2チームで初日の予選リーグに臨みました。
この遠征に入るしばらく前から、普段のトレーニング、紅白戦、TRM、すべてのサッカー活動に、個人として、集団として、いつもテーマを設けてそれを意識したチャレンジをしよう、と声をかけ続けてきました。
1人がひとつのテーマを設けたとして、それを集団で共有すれば約20個のテーマを皆が意識して活動することができます。
与えられた時間やチャンスに対して無意識に漠然とサッカーするのではなく、より具体的に目標設定して取り組むこと、そしてチームメイトがどんなことを考えてサッカーに取り組んでいるのか、それを知るだけでもプレーや姿勢が変わっていきます。
この2日間は、選手の自主性を伸ばすために、コーチサイドからは修正点のみとして、チームミーティングは選手のみで行ってもらいました。
試合前には何にチャレンジするのかミーティング、試合が終わればその振り返りと次はどうするのかまたミーティング。
選手達はコーチからの指示を受け取るだけではなく自分達発信で考え、そしてそれを仲間に伝えることにチャレンジしてくれました。
その結果、試合を重ねるごとにチームで共有したことを表現できるようになり、試合結果以上の成果、サッカーに対する『姿勢』『考える力』『共有する力』を養うことができたのではないでしょうか。
初めての遠征合宿で、指導者も保護者も心配されたことは、サッカーよりも生活面のことだったかもしれません。
宿舎はコテージで10人部屋✕2部屋。
入浴と食事、身支度と明日の準備を整えて就寝。
初回の見廻りは消灯15分後に行いましたが皆既にグッスリと眠りについていました。
移動と試合、疲れた身体で慣れない環境で自分のことは自分達でしなくてはならない。
こどもたちにとってはすごく大きなチャレンジだったと思います。
翌朝は6時起床。
15分後に散歩のためコテージ前に集合でしたが、1人も寝坊やグズることなく、自分達で起床し、自分達で集合してきました。
そして一番驚いたは、自分達で布団を畳み、片付けと準備を済ませて集合してきたこと!
サッカーの結果よりも初めての経験でそこまでやれたこどもたちに感動させられました。
自分達発信で、こうしたほうが良い!と思うことに積極的にチャレンジしてくれた結果です。
冒頭にも記しましたが、サッカーは、生活面がどうかがそのまままっすぐサッカーに現れます。
足元の技術とかボールをどこまで飛ばせるとか、そんな誰が見てもわかるよーなことを言ってるのではありません。
寧ろそんなことはそんなに大切じゃありません。
いくべきところでいけるハートを持ってるか
奪われたら奪い返しにいけるか
仲間のために声やランを惜しまないか
挫けても躓いてもまた前を向いて走り出せるか
直向きな努力と感謝を重ねられるか
要は人間性、人間力の成長こそがサッカーの場での成長に繋がり、その先へ繋がる礎となるはずです。
我々FC五十公野はそこを第一と考え、子どもたちにサッカーを通じて『努力・謙虚・感謝』の心の成長のサポートをしています。
今回の遠征合宿は選手にとって初めての経験でしたが手にしたものや成長は言わずもがなですが、チーム、指導者にとってもこの先に繋がる貴重な経験となりました。
この経験や頑張りを無駄なものにするか、それとも先へ繋がるものとするかはこの先の自分達次第!
サッカーの結果に一喜一憂することなく、いつでも謙虚な姿勢で。
自分の成長、自分達の成長に矢印を向けて直向きに頑張る。
そしてそのサポートをしてくれる周りや環境への感謝の気持ちを忘れずに。
これからも楽しく!熱く!サッカーしていこう!
【第28回 津南サマーサッカー小学生大会 低学年の部(U-10)】
■期日
2024年8月17日〜8月18日
■会場
ニュー・グリーンピア津南
■参加チーム
・FC ARTISTA U-12
・FC五十公野/b
・FCフェニックスVolare
・十日町SC U-12
・高田SSS/a
・寺泊少年サッカークラブ
・長岡ビルボードFC(17日不在)
・FC津南ウイングス
・三条サッカースポーツ少年団
・高田SSS/b
・荒川サッカー少年団
・糸魚川FC U-12
・FC五十公野/a
・FC室田
・塩沢サッカー少年団
・FC新井ジュニア
全16チーム
■試合時間
12-5-12(分)
■予選リーグ(1日目)
[FC五十公野/a]
GAME.1 ○14-0 FC新井ジュニア
GAME.2 ○14-0 FC室田
予選リーグ1位/各組1位決勝トーナメント進出
[FC五十公野/b]
GAME.1 ●1-3 FCフェニックスVolare
GAME.2 ●0-7 FC ARTISTA U-12
予選リーグ4位/各組4位順位トーナメント進出
■決勝/順位トーナメント(2日目)
[FC五十公野/a]
準決勝 ○5-0 高田SSS/b
決 勝 ○2-1 FC ARTISTA U-12
最終結果:優勝
[FC五十公野/b]
GAME.1 ●0-1 長岡ビルボードFC
GAME.2 ●0-1 糸魚川FC U-12
最終結果:16位