誇りを胸に

晴天の3連休。

週末に迫ったろうきん杯(5/3、5/4@新潟聖籠スポーツセンター・アルビレッジ)のプレ大会としてFCシバタ様主催の交流大会へFC五十公野はグレー・ピンクの2チームで参加してまいりました。

FCシバタ関係者様、いつも大変ありがとうございます。

引き続き宜しくお願い申し上げます。

この日がろうきん杯本番前の最後の対外試合。

県内から8チームが集まり、午前予選グループ、午後順位トーナメントを行う大会形式でのレギュレーション。

大きな大会では色々なことが想定されます。

・たくさんのチームが集まり気圧されること
・会場施設、大会規模に圧倒されてしまうこと
・緊張からいつもの自分ではなくなること
・思うようにサッカーができなくなること

等、さんざんに驚かしに驚かした上で、勝利をバリバリに意識して勝ち負けにこだわる、まさに緊張状態でこの大会に臨んでもらいました。

仮に本番当日、緊張から自分を見失えば、簡単に負けてしまうかもしれない。

負けを引きずってリカバリーできないかもしれない。

流れを断ち切れず不完全燃焼のまま大会が終わってしまうかもしれない。

そんな想定から、このプレ大会では敢えて選手には普段の精神状態ではないところからスタートしてもらい、上手くいかない時どこまで足掻けるか、しびれる展開の中で相手を飲み込めるかを実戦形式で経験してもらいます。

はい、性格の悪い指導者です。

結果、チームグレーは予選リーグで非常にいい経験をさせてもらいました。

選手達が絶対に勝ちたかったであろう相手に攻めて攻めて0-2で完敗。

崩されたわけではないにしろ先制されたことからの焦り。

攻め続けるもゴールが遠く、同点を急ぎ攻撃に偏重し過ぎた余り、裏ケア未認知+お見合いから追加点献上。

そのまま試合終了。

4月初旬から6人制の練習を始め、対外試合18戦連続無敗だったチームグレー。

正直、自分達に自信があっただろうし、負けることは考えていなかったはずです。

そして余りに勝ち慣れをしてしまっていたのだと思います。

試合後のミーティングではチームグレー全員が大泣き。

でも、この経験が本当に大切なことなのです。

どんなチームでも、どんな選手でも必ず負ける。

みんなが好きなメッシ選手も今までW杯に5回出場して、その内の4回負けて優勝まで辿り着けなかった。

5回目で初めてW杯を優勝した。

この試合の結果はさっさと忘れて次に向かえばいい。

でもこの悔しさは絶対に忘れてはいけない。

負けることに慣れてはいけない。

負けてヘラヘラする選手になるな。

勝利に貪欲になれ。

絶対に勝ちたかった相手に負けて、君たちは今はドン底の気分かもしれない。

でも、まだ大会は終わっていない。

予選最終戦で勝てば2位抜けで上位トーナメントに上がれる。

負けた相手が決勝にあがってくれば、もう一度同じ相手と優勝を賭けて戦える。

決勝でこの悔しさをぶつけて勝って優勝するんじゃないのか。

たった一度のこの負けで諦めてしまうのか、もう一度前を向いて戦うのか。

どちらがいいチームなのか、自分たちはどちらになりたいのか。

大泣きで下を向いていた選手も涙を堪えて顔を上げて話を聞いてくれました。

この敗戦から得たもの。

れはこのチームにはとても大きな収穫となりました。

予選最終戦◯5-0
いつも以上に声を掛け合い、失点するのが怖かったはず、だけど勇気を持って前に出ました。

上位トーナメント準決勝◯4-0
自分たちがやりたいサッカーをするために、相手にやらせないために、そして決勝で雪辱を果たすために、走り抜きました。

ドン底だったチームは予選で負ける前よりも、はるかに強く、逞しくなっていました。

戦闘民族、サイヤ人のごとく。

上位トーナメント決勝◯3-0

やはり雪辱への気合が入りすぎた感があり、序盤停滞。相手も優勝が懸かる決勝に気合十分。

一進一退の攻防が続く中、前半終了間際キャプテンの無慈悲FK炸裂で先制。

そこからはいつもの自分たちの取り組んでいるサッカーを表現することができ、雪辱を果たしました。

優勝、おめでとう。

大会目標はチームグレーとチームピンクで決勝をやることでした。

チームピンクも得失点の僅かな差で下位トーナメントに回りましたが、そこで決勝進出。

惜しくも決勝ではPK戦で敗戦も、悔しさから多数の選手が涙を流してくれました。

『悔しい。なにくそ。次こそは。』

皆、この悔しさを、この気持ちを決して忘れないでください。

今日の経験を忘れず、これからもサッカーと向き合ってください。

成長曲線、成長スピードは人それぞれですが、自ら緩めることをしないでください。

週末、ろうきん杯に出場する選手はこのチームを代表して出ることを十分に自覚して頑張りましょう。

あなたの替わりに試合に出たい選手はたくさんいます。

FC五十公野は決して諦めることはしません。

その自覚と誇りを胸に躍動しましょう!

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【FCシバタ主催:U-10交流大会※ろうきん杯ルール】2024/4/28

◆FC五十公野グレー◆
〈予選グループA〉
予選①
◯5-0 FC.rosso
予選②
●0-2 FCシバタジュニア
予選③
◯5-0 MONO.PUENTE
予選第2位/上位トーナメント進出

〈上位トーナメント〉
-準決勝-
◯4-0 FCシバタAVANTI
-決勝-
◯3-0 FCシバタジュニア

最終結果:優勝/全8チーム

〈フレンドリーマッチ〉
◯11-0 FCシバタAVANTI

◆FC五十公野ピンク◆
〈予選グループB〉
予選①
◯1-0 FCシバタAVANTI
予選②
△2-2 早通SSC
予選③
●0-2 真砂402JSC
予選第3位/下位トーナメント進出

〈下位トーナメント〉
-準決勝-
◯3-0 FC.rosso
-決勝-
●1-1 PK:1-2

最終結果:第6位/全8チーム

〈フレンドリーマッチ〉
⑥ ●1-4 FCシバタジュニア

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