今までとこれから

U10は、ろうきん杯に向けて早通少年サッカークラブ様主催の交流大会に参加してまいりました。

前回の早通主催交流会へ参加時
(成長に○○われろhttps://fcijimino.online/20240414_u10/
から、ただ漠然と試合をこなすのではなくピッチ内外で成長に矢印を向けて活動を取り組むよう改善してきた選手達。

試合がない時間を個人としてチームとしてどう使うのか、そしてピッチで仲間と何を表現するのか、何を表現したいのか。

それを意識し、たくさんの試合を経験することができました。

FC五十公野はチームを半分のグループに分けて2チームで参加させて頂きました。

交流会を主催頂きました早通少年サッカークラブ様、対戦くださった各チーム関係者様、ありがとうございました。

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【U10 早通交流会(6人制)】 2024/4/27
試合時間:8分-3分-8分

[五十公野A]
① ◯2-0 五十公野B
② ◯6-0 FC.DREAM
③ ◯6-1 沼垂FC
④ ◯4-2 FC聖籠スポーツ少年団
⑤ ◯3-0 早通少年サッカークラブ

[五十公野B]
①●0-2 五十公野A
②●0-2 FC聖籠スポーツ少年団
③●0-2 FC.DREAM
④△1-1 早通少年サッカークラブ
⑤●0-2 沼垂FC
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今までとこれからの話。

1年生時にサッカーをFC五十公野で始めた選手が6名。

2年生終了時には倍の人数となり12名。

そこから約1年が経過し、現在4年生単独で18名の選手がU10に在籍しています。

周辺の他チームと比較しても、とても大所帯です。

3年生に進級したとき、彼らに伝えています。

“サッカーに限らず、競技スポーツは勝ち負けが必ずあります。
あたりまえだけど対戦相手に勝ったら嬉しいよね。
ゴールを決めたら嬉しいよね。
自分のパスを仲間がシュートしてゴールを決めてくれたら?
それも嬉しいよね。
まずその気持ちは忘れないで欲しい。
君たちはありがたいことにチームに仲間がたくさんいます。
仲間がいてくれて、対戦してくれてくれる相手チームがいて、サッカーができる。
自分ひとりではサッカーはできないよ。
周りの人に感謝の気持ちを持ってサッカーしよう。
そしてサッカーは相手よりもたくさんゴールをとって勝つことを目的としたスポーツです。
勝敗の結果は必ずつきます。
そのためにトレーニング、自主練習を頑張っているよね。
未だ今はわからないかもしれないけれど、この先、試合に出る選手、試合に出ない選手がでてくるかもしれない。
つまり対戦する相手チームとの競争もあるけれど、仲間との競争もあるということ。
嬉しいことも、悔しいことも、これからサッカーを通じてたくさん出てきます。
そこから目を背けずにサッカーを楽しんでください。”

皆キョトンとした顔で静かに話を聞いてくれていました。

3年生になったばかりのこどもにこんなことを伝えるべきなのか、賛否あるかと思います。

その問題に触れることなく、いつか自分で気づくのを待つ方法も考えました。

「友だちがやってるから」
「テレビでサッカーを見てやってみたいから」
「親にやれと言われたから」

始める動機は様々です。

中には将来海外でプレーすること、日本代表になることを夢見るこどももいます。

勝ち負けがあるサッカー、競争があるサッカー。

その現実を有耶無耶にして蓋をして彼らと接するよりも、彼らよりもほんの少しだけ長くサッカーを続けていた自分が伝えてあげられることは伝えたい。

そういった気持ちから、3年生スタート時に彼らとサッカーノートを始めました。

言い訳でしかありませんが、大所帯のチームとなるとトレーニング中に指導者が選手一人一人と会話する時間はほとんどとれません。

あの子と言葉を交わしたのは挨拶だけ、といった日もあります。

選手が何を考えているのか、何を思ってサッカーに来てくれているのか、じっくり話す時間はとれないけれど、せっかく縁あってここでサッカーを共にする仲間。

それが知りたい。

なんでも書いていい。

書きたければ毎日でも書いていい。

書かない日があってもいい。

別に書くのはサッカーのことに限らない。

練習中には言えなかったこと、困っていること、コーチに言いたいこと。

コーチからのリクエストは自分の目標、それに向かっている自分の事、それだけは書いてほしい。

ノートは強制じゃない。

コーチに言われたから書くのではなく、自分自身のためにこのサッカーノートを作ってほしい。

サッカーノートを始めたばかりの頃は、

「サッカーが楽しかった」
「練習がんばります」
「シュートが入ってよかった」

微笑ましい想いが完結にしたためられていました。

今では大学ノートにびっしりと数ページにわたり書いてくる子もいます。

『あの試合では〇〇だった。
それは〇〇をして〇〇を狙っていたから。
でも〇〇するせんたくもあった。
もっといいはんだんを身につけたい。
そのためには〇〇をやる。
〇〇をいしきしてやる。』

今年のU10のテーマは『言語化』。

トレーニングの後、試合の後、いつも「どうだったのか」振り返りをしつこく促しています。

言語化できることでプレーに再現性が生まれ、仲間とのコミュニケーションが飛躍し、サッカーの楽しさを理解、体現する。

週1回のノート提出。

書き慣れてきた子は10分程度でノートに書けるのかもしれません。

「どうだったのか」を振り返り、ノートに書き落とすには自分で自分を見つめ直し、それについて考えなくてはなりません。

これはとても大変なことです。

他にも習い事をしていたり、塾に通っていたりで忙しくて、なかなかサッカーノートは書けないのかもしれません。

それでも書いてくる子がいるのです。

グラウンドに来ているその瞬間だけの話をしているのではないのです。

どんなことを考え、自分の何を伸ばそうと努力しているのか、大所帯のカテゴリーを言い訳に選手の変化を見逃したくはありません。

眠たい目をこすりながら書いたのか、感情が昂ぶったまま書き連ねたのか、最近は文字文章の解読に誰よりも自信がつきました笑

約1年間が経過しましたが、どんなことが書いてあるのか、どんな返事を書こうか、今もとても楽しみです。

数日後から公式戦が始まります。

目標に向けて積み上げてきました。

できれば全員を連れて行ってあげたい。

でもそれはチーム事情から叶いません。

これから先、上に繋がる大会が増えてきます。

目標や夢に向けて自らの努力を惜しまず思い切りサッカーを楽しんでください。

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