全日決勝トーナメント「どんな道も正解」
U-12は10月20日、柿崎総合運動公園にて「JFA第48回全日本U-12サッカー選手権大会新潟県大会、決勝トーナメント」に参戦してきました。
素晴らしいピッチを提供して頂いた関係者の皆さま、
対戦して頂いたチームの皆さま、応援して頂いた保護者の皆さま、全てに関わる皆さまに感謝しております。
ありがとうございました。
この日は予選リーグを勝ち進んだチームが対戦するトーナメント戦でした。
よく言われる、「負けたら終わり」のトーナメント戦です。
皆んなで取り組んできたサッカー。特に6年生にとって集大成であるこの大会。
この日に賭ける想いを胸に挑みました。
試合結果
----------------------------------------------------------------
全日決勝トーナメント
1回戦
○FC五十公野 2-0 頸北FCリベルタ
海太、莉亜斗
全日決勝トーナメント
2回戦
●FC五十公野 0-5 春日SSS
大会成績、県ベスト32
----------------------------------------------------------------
〈選手の皆さんへ〉
全日決勝T、お疲れ様でした。
まずは朝早くからのコンディション作り、大変だったと思う。
早朝5時、寝惚けまなこをこすりながらの出発。
皆んなたぶん3時位には起きたんじゃないかな。
普段と全然違うリズムだっただろうし、コンディション作りとの戦いでしたね。
ベストパフォーマンスで1日通す事は大人でも難しい事だと思う。
組み合わせ日程だから仕方ない、なんて、簡単には言えない事だと思います。
よく1日がんばった◎
現地に着いてからの試合に挑む為の準備も、心と体をしっかり試合に向けられた。
誰ともなく声を掛けあって、当たり前のように自分達でチームの士気を上げていける事が出来た。
サッカーやるのは君たち、主人公は君たち。
自分達発信◎
決勝T、1回戦。
対戦相手は頚北リベルタさん。
上越3位の強豪チーム。
入り方が難しい初戦。
気持ちが入っていた分、緊張にも繋がったのか、前半はなかなかペースを掴めなかった。
0-0で折り返し。
ハーフタイム、仕切り直して緊張を勇気に変えられた。
チーム一丸で2点を奪い、自分達で流れを引き寄せた精神的な強さが光りました!
素晴らしい勝利◎
決勝T、2回戦。
対戦相手はシードの春日SSSさん。
言わずとも上越1位の強豪チーム。
もちろん五十公野は挑戦者。
失うものはありません。
この試合、初戦終了から4時間空く難しいスケジュールでしたが、心と体のギアをもう一度上げて挑みました。
試合は開始早々の失点で、流れを掴む間もなく、春日さんの上手さ、速さ、パワーに押され前半で4失点。
しかしながら、試合中に下を向く選手はいませんでした。
ハーフタイム。
まずは1点取り返す。君たちの目線はしっかり前を向いていました。
後半、得点こそ奪えなかったけどチャンスも作れたし内容もよかった。
結果は5-0敗戦だったけど、一つのボールに必死に食らいつき最後まで諦めずに戦い続けた勇姿、やり切る想いが表現されたプレー。
感動しました◎
集大成で迎えたこの大会は県ベスト32でした。
君たちの目標には届かなかった。
悔しいと思うし、もっと上のステージまで行きたかったと思う。
でも、どうだろう?これまでを振り返ってごらん。
今大会は今まで出来なかった事が出来るようになっていたと思う。
特に気持ちの部分。
春からの半年の間、色々な事があった。
上手くいったりいかなかったり。
皆んなで練習時間を割いてロングミーティングもしたりもした。
その全てが意味のあるものだったし、無駄にはしたくなかった。
それらを乗り越え、積み上げながら君たちは一歩ずつ成長してきた。
全日のこのステージまで来れる事は約束された事ではなかったし、当たり前な事でもなかったはず。
それを考えると、決して簡単ではない予選リーグを突破し、決勝T1回戦も突破した。
このステージまで来れたのは君たちのこれまでの努力があったから。
勝てなかったのはコーチの責任。
ほんと君たちはがんばった。
やり切ったんだから胸張っていい。
君たちが掴み取った成果と結果に自信と誇りを持って下さい。
【どんな道も正解】
よく言われる、負けたら終わりのトーナメント戦。
(私には何が終わるのかわかりません)
確かに勝負事なので必ず勝敗はつきます。
でも敗れた者だけが弱者ではありません。
がんばってきた自分を信じ、仲間を信じ、思いっきりやり切ったのであれば、勝っても負けても、何かを感じ、何かを掴み取る事はどちらにもあると思うからです。
全日は終わったけど、これから先の君たちにとってここは通過点。
何も終わっていません。
君たちのこれからは続きます。
皆んなで見た全日の景色。
次の目標に向かって、見た事のない景色をまた皆んなで見に行こう。
★