心の成長
FC五十公野U-10は、6月1日㈯2日㈰の2日間、グランセナ新潟様が主催くださいました【YONEX CUP 2024 U-10】へ参加させて頂きました。
主催くださいましたグランセナ新潟様、大会への参加をお声掛け頂きありがとうございました。
また協賛くださったYONEX様、記念品や写真撮影、大会の運営等ありがとうございました。
これからもマッチメイクの程、何卒宜しくお願い申し上げます。
マルソーカップ下越予選1次リーグを1週間後に控え、このYONEX CUPは本番の前哨戦として臨みました。
県内県外から16チームが集まりました。
特に半数近く県外チームということで保護者ギャラリーも多く、普段我々がなかなか経験できない雰囲気の中での大会となりました。
予選リーグ・決勝トーナメントを2日間で戦うレギュレーションです。
彼等の世代の新潟県チャンピオンチーム、J下部チーム、県内県外強豪チームが多数揃い、強度ある素晴らしいチームと試合できることを楽しみにトレーニングを積み上げてきました。
挑戦者として自分達が取り組んできたことをどこまで表現できるのか、単なる調整試合ではなく強豪チームとの真剣勝負を通じて、その差を肌で体感してもらいたい目的です。
[1日目・予選L]2024/6/1
晴天のグランセナサッカースタジアム。
さあ、最高の相手とサッカーを楽しみましょう!
■DAY1:予選リーグ ※試合時間15-3-15(分)
Dブロック
・FC大和ジュニオルス
・BSエスペルド(秋田県)
・FC五十公野
・春日SSS
※試合時間15-3-15(分)
GAME.1
〇1-0 春日SSS
対戦経験のないチーム且つ大会初戦ということもあり緊張感のあるスタートでしたが、最初のチャンスを決めることができ、ゲームの大半を有利な状況下で進めることができました。
マルソーカップ下越予選は12分ハーフということもあり、如何に先制点が大事になるか、その後どのようにゲームを進めていかなくてはならないか、チームとしてとてもいい経験をすることができました。
GAME.2
●1-4 FC大和ジュニオルス
5月のろうきんカップチャンピオンチーム。
運動量、強度、技術、思考、判断、とても素晴らしいチームでした。
4月のグランセナカップ(8人制)で対戦経験がありましたが、今回の結果も4月同様に完敗。
内容は前回の対戦時よりも上積みを感じさせるものがあったのですが、後半1点差に迫り、さあここから!というところで自分達のミスで立て続けに2失点。
相手を見て考えて伝えてサッカーする部分、ゲームをどう進めるかの部分に相手との大きな差を感じました。
自分達ができていること、進んでいる方向は間違っていません。
差を縮められるようにまた積み上げてチャレンジしましょう!
GAME.3
◯5-1 BSエスペルド(秋田県)
県外チームとの初めて対戦ということで緊張もありましたが、勝てば上位決勝トーナメント進出ということで、この日1番の気合いを入れてチャレンジ。
積み上げてきたものを十二分に表現してくれました。
フレンドリーマッチ※試合時間15分✕1本
〇 1-0 アンテロープ塩尻(長野県)
△ 1-1 春日SSS
〇 1-0 春日SSS
● 0-1 すみれFC(埼玉県)
〇 3-1 白根ジャガーズ
フレンドリーマッチは予選リーグで試合出場機会が少なかったサブ組主体で臨みました。
素晴らしい相手とたくさん試合をすることができ、経験を積ませてもらいました。
対戦頂きありがとうございました!
どんな試合も、出ている時間、ベンチで見る(応援する)時間もサッカーの一部です。
相手も仲間も全てを自分に置き換えて糧にしていきましょう。
■DAY1:予選リーグ結果
2勝1敗 勝点6
予選グループ2位
上位決勝トーナメント進出
勝ちも負けもあり、積み上げてきたものを表現することはできています。
満足すればそこで成長は止まるので、しっかりとこの経験を次に繋げていきましょう。
このチームはローカル大会でも負けると大半の選手が悔し涙してくれます。
その気持ちはとても大切だし、大前提として「勝ちたい、負けたくない」は持っておかなくてはならないマインドです。
が、負けた悔しい気持ちを引きずりネガティブな気持ちに呑み込まれるのではなく、
・何が足りなかったのか
・次に戦う時にはどうするのか
・ここを改善すれば次は上手くいくかもしれない
・そのためには何が必要か
といったネガティブをポジティブに換えていく心の強さを常に忘れないようにしましょう。
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[2日目・決勝T]2024/6/2
午前は天候が持つと予想されていたものの朝から雨天。
慣れない環境ですが相手も同条件です。
しっかりと順応していく必要があります。
フレンドリーマッチ
〇 3-1 水原SS
● 0-2 グランセナ新潟
決勝トーナメント前にフレンドリーマッチを組んで頂きました。
雨で状況が変わってくることを確認することが目的としましたが、前日の疲れがあるのか、動きに精彩がなく足も重たい感じです。
天候や疲労は相手も一緒。状況を味方につけられるように経験を積まなくてはなりません。
対戦頂きありがとうございました!
■DAY2:決勝トーナメント ※試合時間15-3-15(分)
決勝T.1回戦
● 1-2 グランセナ新潟
4月のグランセナカップ(8人制)で対戦経験があり、その時は0-1敗戦。
「もう一度グランセナとやりたい、次は勝ちたい」と話す選手も多く、4月の敗戦のリベンジを誓い、そして準決勝でアルビレックス新潟とろうきんカップに続く再戦を目指して戦いました。
雨で集中力が落ちたこともありますが、相手が何を狙ってきているのかを見て判断する前に失点してしまいました。
後半に1点を返し、勢いを盛り返しましたが、一歩力及ばず。
守備面で相手の攻撃に対して受ける姿勢をとってしまうと後手後手になります。
いい形を作ってボールを奪い攻撃へ繋げる意識があるものの「先(せん)の先(せん)」をとるための出足が遅いです。
もっと自分達のサッカーを表現するためにも相手を見て考えて判断・実行することが必要とされます。
順位決定戦(5位決定戦or7位決定戦).1回戦
● 0-2 小千谷SC
対戦経験がありませんでしたが、技術がしっかりした素晴らしいチームでした。
対戦頂きありがとうございました!
グランセナ戦のショックから立ち直っておらず、攻守ともに良いところがほぼ出せずに終戦。
厳しいことを言うようですが、この試合に関してはポジティブな成果も収穫もありません。
恐らく選手も同様に感じたと思います。
参加チームに比べると我々はひとりひとりの技術や体力面に於いて劣っているというのが正直なところです。
・仲間を助ける、サポートする動き(連動)
・マイボールを大切に進める
基本的なことですが、最低限これはチームの礎として持っておかないと、漠然とボールを蹴るだけになってしまいます。
サッカーはひとりでなんとかなるようなそんな簡単なものではありません。
苦しい状況でもチームとして積み上げてきたものを投げ出さず意識してプレーしましょう。
敗戦→7位-8位決定戦へ。
7位-8位決定戦
〇 2-1 白根ジャガーズ
この大会の最後の試合です。
雨も本降りでボールはスリッピーから止まりがちに。
この時点で連敗によって凹んだメンタル+疲労と寒さで心身共に満身創痍だったはずです。
気持ちを切り替えさせて最後にいいゲームを表現してなんとか次に繋げる内容を残したいところです。
がしかし課題のビルドアップで相手に引っ掛けて早々に失点。
下を向くかな?限界だな?ここで終わりか?と思った矢先に同点とし、ここから彼等の戦う気持ちに火が灯ります。
雨でコントロールの効かないピッチ、雨音も烈しく声も通らない環境の中、精神が肉体を超越するガッツを見せ始めます。
特に先発起用の2年生が猛然とチェイス。
年齢による体格の不利はものともせずプレーでチームメイトを引っ張ってくれました。
アオト、グッドプレーでした!
前半に追加点でリードした状況で勝負の後半へ。
ハーフタイムには試合に送り出した時とは目の色が変わっている選手が大半で、「絶対に勝つんだ」という強い気持ちが表情となり闘気が湯気となり立ち昇っていました。
ハイの状態です。
こうなると気持ちが強い方が勝つ。
精神の勝負です。
後半は攻め込まれる時間帯が多く、同点再逆転のピンチも多数ありましたが、身体を投げ出してシュートを防ぎ、ゴールキーパーのビッグセーブが連発。
その度にベンチからピッチから歓声、励ましの声が湧き上がり、試合の熱気もピークに。
試合終了の笛と同時にガッツポーズと膝に手をつく相手選手。両チームともナイスゲームでお互いに健闘を讃え合いました。
大会として目指した場所へは何歩も届きませんでしたが、最後に“戦う姿勢”、“諦めない気持ち”、すなわちサッカーに一番大切な『心』の部分の成長を表現できた試合になりました。
対戦頂きありがとうございました!
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■大会最終結果
第7位/全16チーム中
この大会で現在地を再確認することができました。
良くも悪くもない、素直な結果だと思います。
大切なのはこの経験を経てそれを次に繋げなければならないということ。
2日間の戦いの中で自分達に慢心する暇や余裕などないこと、どんな状況でもサッカーを楽しみ、努力と歩みをとめてはならないこと、それを感じてくれていれば成長は必然とついてきます。
翌週の本番前に強度ある素晴らしいチームに相手をして頂き最高の準備ができたはずです。
マルソーカップ下越予選では積み上げてきたもの、経験してきたものを表現するだけ!
自分達のサッカーを爆発させよう!
行くぞ!!!
GO!!! 五十公野!!! GO!!!!!!!!!!!
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2日間お忙しい中を応援に来てくださいました保護者の皆様、初日の暑い中、2日目の悪天候の中、チームのサポートに徹して頂き、また選手を勇気付ける応援をありがとうございました。
マルソーカップでは保護者の応援が必ず選手のパワーとなります。
たとえ声は届かずとも保護者が見てくれている、それだけでも選手には一騎当千のパワーとなります。
チーム方針で選手と保護者はエリアをセパレートしておりますが、もしお時間の都合がつくようでしたら是非選手が仲間と共に戦う姿を観にいらしてください。心よりお願い申し上げます。
U10コーチ 窪田