トレーニングについて
当ブログでは試合や大会の結果報告をさせて頂く機会が多いのですが、今回は普段のトレーニングについて少し触れてみたいと思います。
U9(3年生)、U10(4年生)は、3/9㈯3/10㈰はホームグラウンドである新発田市立東小学校のグラウンドと体育館でトレーニングを行いました。
久しぶりのグラウンドでの練習は、時折粉雪が舞う寒空の下でのトレーニングでした。
「寒いっ!!寒いーっ!!」と選手達の元気な叫び声から始まりましたが、皆久しぶりの広々したグラウンドでの活動に意気揚々と笑顔でした。
翌日は早朝の積雪の影響もあり、体育館でのトレーニングとなりました。サッカーに必要な基礎的な足元の技術の習得と、サッカーでの原理原則を学びながら確認しながらのトレーニングです。
サッカーのトレーニングというと単純に足元のボール捌きの上達、というイメージが強いかもしれません。
もちろん足元でボールを自在に扱う技術も大切な要素ではありますが、そればかりをひたすら反復練習するようなことはせず、試合での場面を想定して、自らがイメージしたプレーを実現・再現可能になるためのメニューの組み立てに注力しています。
漠然と、ただボールを蹴るだけではなく、ワンプレーワンプレーに何を思考し、何を意識しするのか。
「頭で理解すること」+「その理解を身体動作で表現」することを目的として、トレーニングでは様々なルール設定、負荷・制約をかけて行います。
時にはサッカーボールは使わずに。
時にはボールの種類や数を変化させて。
ルールや負荷・制約をかけても、トレーニングを進め暫くすると選手達はすぐに慣れてしまいます。
常に複数の選択肢から素早く適正な判断を選択できるよう更に難易度を上げ、制約をかけていきます。
自分がイメージ、判断した通りに身体を動かせるように。
頭と身体のズレを少なくし、より紐付けるように。
上記のようなトレーニングは大まかに“コーディネーショントレーニング”というものに種別されます。
このコーディネーショントレーニングを経験された方にはおわかりになると思いますが、シンプルなトレーニングながらも、身体はもちろんですが頭をすごく働かせる必要があるため、トレーニング後は脳の疲労度を感じます。
※補足
コーディネーショントレーニングとは
神経系に視点を置いたトレーニング方法で、『動きやすい身体をつくる』『自分の身体を思い通りに動かせるようになる』ことを目的とします。
様々なスポーツの『型』や『フォーム』を短時間で習得することを可能とします。
元をたどると、旧東ドイツにおいてトップアスリート育成の為に研究・開発されたトレーニング方法です。「運動神経とは何か」が研究の発端だったと言われています。
そんな頭で考えながら身体で表現するトレーニングを行うと、より集中力が求められますし、段々と選手達もトレーニングに集中している自分に気づき、動きや意識が少し変化していきます。
トレーニングが終わった頃には選手達は頭も身体も疲れていますが、「もう終わりの時間!?もっとやりたい!!」と集中してトレーニングに取り組めんでくれていたようです。
コーチ陣には嬉しいリアクションですね。
サッカーは自分の感覚を養うための最高の遊びのひとつだと思います。
選手達はその瞬間に自分がイメージしたプレー、その瞬間に仲間と共有できたイメージを実際にプレー再現できた時、より一層サッカーの面白さを実感していることと思います。
トレーニングでは選手達が、そのおもしろさ、喜びを感じ、体現できるようなメニュー作りや全体の流れを意識して取り組んでいます。
FC五十公野では園児から小学校6年生までのチームで新発田市内を中心とした選手が在籍しています。
そしてFC五十公野では私達と一緒にサッカーを楽しみ、喜びあえる仲間を募集しています。
「うちの子にはサッカーは難しいんじゃないか」、「サッカーのトレーニングってたくさん走って厳しいんじゃないか」といったイメージがあるかもしれませんが、簡単なゲーム程、こどもたちはすぐにクリアして飽きてしまいますよね。
難しいからこそおもしろいサッカー。
難しいことをクリアするおもしろさ、喜びがサッカーの魅力のひとつです。
是非一度、体験にお越しください。
テレビゲームとはまた違ったおもしろさがきっと見つかります。
体験のお申し込みお問い合わせは当ホームページの“体験入部・見学"からお願い致します。