マルソーカップ下越予選決勝リーグ
7月15日(月祝)、FC五十公野はマルソーカップ下越予選決勝リーグを迎えました。
1ヶ月以上の長期にわたり行われた1次2次予選を勝ち上がってきた4チームの総当たり戦。
下越トップを目指してコツコツと準備を積み上げてきました。
決勝リーグ上位3チームに与えられる県大会出場を手にして最後は笑顔でこの予選を終えよう!
自分と仲間を信じて!楽しむ!スマイル!
当日はトップチームのK1リーグが並行開催される中、たくさんのチーム関係者が見守る中での初戦。
尋常ではない緊張感と不安、それ等をこれまでの闘いで培った経験と自信で跳ね除けるように気合いを入れた選手たちはピッチに飛び出しました。
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GAME.1
○2-1 MONO.PUENTE Jr SC
1次リーグ初戦に0-1で敗戦した相手。
初戦の難しさは既に克服しているはず。
が、前半ゴール前でFKのピンチ。
相手のキックを褒めるしかありません。
被弾。
0-1。
1次リーグ初戦の敗戦と全く同じ展開。
焦らない。大丈夫。
あそこから成長した自分達を見せる。
ハーフタイム。泣いてる場合じゃない。
試合はまだ半分終わっただけ。
残り半分、同点にして逆転できる。
その準備はしてきてる。
距離感と出足の部分を修正コーチング。
勝負の後半へ。
キックオフのファーストプレーでいい距離感を保ちながらバイタルへ進入。
こぼれたボールは五十公野の足元に。
ゴールキーパーと1対1。
相手よりも一瞬早くボールへアプローチ。
同点。
1-1。
最高の時間帯で振り出しに戻し、俄然息を吹き返す。
勢いそのままに仲間へのサポートラン。
こうなると50:50のボールが自分達に転がってくる。
ボールサイドで数的優位を作りながらアタッキングサードでの保持時間が長くなる。
粘ってコーナーキック。
バリエーションに選手がアレンジを加えながらチャンスを決めきる準備をしてきたセットプレー。
ターゲットが触れず跳ね返される。
セカンド反応。
前向きの仲間のために身体を張る。
ボールは1次リーグから抜擢している2年生選手の足元へ。
スラムダンク山王戦、桜木花道の最後のジャンプシュート。
積み上げた数、2万本。
この2年生選手もいつもいつもいつもボールを蹴っています。
居残りが自分一人でも黙々と蹴っています。
年齢が2つ下ではあるもののU10の選手数名と4年前の同じタイミングでサッカーを始めた仲間。
それからずっとボールを蹴ってきてる。
積み上げた自信。
ペナルティアーク正面。
次をイメージさせるファーストタッチ。
間接視野で目標を確認。
リラックスした大きなモーションから鋭く振り抜かれる右足。
綺麗な放物線を描く軌道。
オンターゲット。
シュートブロックへ飛びつく相手選手。
反応するGK。
こぼれ球を予測しランする仲間。
がしかし誰もボールには触ることはできない。
ゴラッソ。
逆転。
2-1。
年齢や体格の差は関係ないし問題じゃない、といつも選手には伝えていますが、この舞台でこの土壇場で2年生がそれをやってのけるとは。
シュートの瞬間、ベンチ応援席も一瞬の静寂からの爆発。
ベンチのコーチ陣は抱き合って歓び合いました。
その後はリードをうまく保ちながらゲームを進め最終盤のマネジメントも考えながら相手を見ながら自分達のペースを崩さずにサッカーできました。
同じ相手に続けて負けたくない。
必ずリベンジする。
重圧の中、それを跳ね返す逞しさを身に着け強くなったことを感じさせる一戦でした。
初戦を最高の形で勝利し、目標へ駒を一歩前進。
試合終了後に元チームメイトの相手選手と互いの健闘を称え合う姿が印象的でした。
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GAME.2
△0-0 水原サッカー少年団
2次予選での対戦はスコアレスドローだった相手。
前回対戦では前への圧力と球際の強さを前面に出され後手を踏む展開。
その圧力と強さをいなすための準備もしてきました。
ここで勝てば目標にぐっと近づくことは選手も理解しており気合は十分。
初戦に降っていた雨は止み、太陽が昇り気温も上昇、暑さと湿度で立っているだけでも体力が消耗していきます。
試合開始。
身体が重く、なかなかボールを落ち着かせられず効果的なパスが繋がりません。
守備面でも疲労が大きいのかテーマとして掲げた前線からのプレスがハマらない、というかプレスに行かない。
ボール奪取時のトランジションがそのまま効果的な攻撃に繋がるはずで、そのためのトレーニングを積んできたはずなのですが、個々が担う単純な役割を果たせないとひっくり返される展開が続き、全体が走らされることとなってしまいます。
特に顕著だったのは、
・オフサイドにならない
・ファールにならない
これはポジティブに見えがちですが、詰まる所、相手にもボールにもスペースにも効果的に行けていないからそうならないわけで、関わりが薄い時に起こる現象です。
オープンな展開でお互いに勝ちたい想いがプレーに出たナイスゲームではあったものの、自分達の狙いは表現できなかった試合でした。
2次予選に続くスコアレスドロー。
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GAME.3
●0-2 五泉DEVA
TRMでは何度か対戦経験があるものの、この下越予選では初対戦。
相手は1次2次を全勝。
決勝Lでは互いここまでで1勝1分。
得失点差で僅かに五十公野が上回り現時点では首位。
勝った方が下越優勝。
五十公野は引き分けでも優勝でしたが当然お互い勝ちに行く。
裏面の展開次第で大幅に順位が変動する状況ではあったもののナイスゲームをしようと約束しキックオフ。
2戦目に同様、身体が重い。
前からプレスに行くものの出足が遅くファーストの限定がかからない。
ファーストの限定がかからないとセカンドは狙いどころへ早く強く行けず後ろも深さを取らざるを得ない。
結果的に間延びして距離感が遠くサポートし合えない。
相手に転がるボール。
走らされて溜まる疲労。
ペナ外からのループ気味のシュート。
相手はなんでもできる状況だったと思います。
被弾。
0-1。
前線の組み合わせを変えたりフレッシュな選手を投入したりと同点を目指すが、直後ハーフライン付近からの相手の大きなキックが高くバウンドしGKの頭上を越えて
被弾。
0-2。
それでも諦めずに走る。
前に人数をかけるために大幅にシステム変更。
遠かったゴール。
足りなかったあと一歩。
タイムアップ。
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結果として目標とする場所にはいくつも届きませんでした。
それでも成果あり課題ありの下越予選となりました。
最終戦終了後、下越3位で県大会を決めたものの泣きじゃくる選手達には伸び代しか感じません。
足りなかったあと一歩が大きいのか小さいのかはこれからの彼等の成長次第です。
思い返せば1次予選初戦の黒星スタートから始まり、2次予選では苦しい試合を我慢しながらも勝ち点を積み上げ首位通過。
決勝Lでは最終戦まで優勝の可能性を残す地力はついてきています。
次のステージへの切符を自分達の力で手にし、まだまだ物語は県大会へ続きます。
この悔しさや歓びを糧にしてまた笑顔になれるように頑張っていきましょう!
我々スタッフは全力でサポートして行きます。
今回もたくさんの方が応援へ駆け付けてくださいました。
皆様の声援拍手が選手の力となり県大会出場を果たすことができました。
1番強いチームを目指すことも大事ですが、最も応援して頂けるチームを目指すことも大切です。
これからも謙虚に努力し、感謝の気持ちを忘れないチームを目指して参ります。
これからも変わらぬ応援とサポートを切にお願い申し上げます。
当日夜に急遽開催した祝勝会では涙あり笑顔ありで選手達の励みになったと思います。
下越予選、たくさんの応援をありがとうございました!
県大会もチーム五十公野!楽しんで行きましょう!
GO!!!
五十公野GO!!!!!
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【マルソーカップ下越予選 決勝リーグ】
■日時2024年7月15日(月・祝日)
■会場新発田中央公園人工芝グラウンド
■出場チーム
・五泉DEVA(2次L・GⅠ・1位)
・MONO.PUENTE Jr SC(2次L・GⅠ・2位)
・水原サッカー少年団(2次L・GⅡ・2位)
・FC五十公野(2次L・GⅡ・1位)
※上位3チームが県大会進出
■試合時間
第1試合: 8:45
五泉 ― 水原
モノ・プエンテ ― 五十公野
第2試合:10:30
五泉 ― モノ・プエンテ
五十公野 ― 水原
第3試合:12:20
五泉 ― 五十公野
モノ・プエンテ ― 水原
※試合時間12分-5分-12分
※2面展開
■試合結果
第1試合:○2-1 MONO.PUENTE Jr SC
第2試合:△0-0 水原サッカー少年団
第3試合:●0-2 五泉DEVA
■決勝リーグ結果
1勝1敗1分 /グループ3位
※準優勝・3位は得失点差
■最終結果
下越第3位 県大会出場決定
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【マルソーカップ第22回新潟県キッズサッカー大会県大会】
■予選リーグ
日時:9月7日(土) 予選リーグ
会場:新潟聖籠スポーツセンター 人工芝E・Fピッチ
[グループF]
・魚柏1位
・下越3位(FC五十公野)
・新潟西3位
・上越1位
試合時間 ※12分-5分-12分
11:00(第3ピッチ)魚柏1位 × FC五十公野
13:15(第4ピッチ)上越1位 × FC五十公野
15:30(第4ピッチ)新潟西3位 × FC五十公野